旅の効用
関西ツアー、ほんと素晴らしかったです。
ライブレポートについては各種SNSにお任せするとして、今回「旅っていいなあ」と改めてしみじみ思ったので、
旅の良さ、って一体なんだろう、ということを思いつくままに徒然と。
まず、何より「体調が良くなる」笑
え、俺だけ?
いや、これほんとそうなんだよなあ。
普段の生活をしてるよりも、ツアーに出てる時の方が明らかに体調がいいんですよ。
思うに、移動すること、新しい情報が脳や身体を刺激することで、細胞が活性化するのではないかと。
そして大体ツアーだと1日ごとに県をまたいで移動するので、意外と規則正しい生活になる、ということもあるかな。
とにかく脳、身体ともに新陳代謝が圧倒的に良くなる気がします。あんなにお酒飲んでるのに不思議。ほほほ。
そして「手っ取り早く非日常になる」
普段の生活をしていると、当然ルーティンの日々になります。同じ家で暮らし、同じ街でご飯を食べて、練習の時間、ライブ、晩御飯、就寝。
自分みたいな自由の極みの職業のミュージシャンだからこそ、意外と自分なりのルーティンにこだわって生きてしまいます。音楽の勘を養うにも、曲を書くにも、もちろん楽器が上手くなるにも、日々きちっと楽器に触れて、練習することは不可欠。特に自分の音楽のように「衝動」以外の要素、(まあ音楽性的なアレ)がそれなりのウェイトを占める音楽だと、なおさら。自分の音楽が日々進歩しているという実感がないと不安だ、というのもルーティンを大事にする理由ですね。まあこれは俺の性格だな。
でもね、旅に出て電車に乗った瞬間にガラッと「非日常」にスイッチするんですよ。行ったことのない場所だとなおさらですね。
最近は1人で物販と機材、楽器を担いでツアーに出ることが多いんですが、
見知らぬ場所で電車に揺られて見たことのない景色を眺めていると、
えもいわれぬ安堵感に包まれます。ふっ、と肩の力が抜ける感じ。
旅の醍醐味は色んな意味で1人になれること、と言ってもいいのかもしれない。
そして「時間は動いている」という実感。これも安心するのかも。時間の軸と移動の軸がパラレルにリンクして進んでることの安堵感、というか。
そしてこれはもう言うまでもないですが、
「たくさんの人と会えること、話せること、そして各地の美味しいものを頂けること」
これはもう説明不要ですよね 笑
ま、もちろんこれこそが真の醍醐味です。
プライベートではほとんど旅に出ない人間なのですが、それは「旅欲求」がライブツアーで十二分に満たされているからなのは間違いないです。
これが仕事ってすごいよなあ、と未だに思います。
つまりね。
一つ一つの旅をもっと自覚的に大切にしたいな、なんて思ったわけです。
時間は有限だ、というのを少しだけ頭の片隅に入れておくのもいいかもしれない。
たまにでいいけどね。
メメント森。
そう。9月はついに未踏の鳥取、島根へ伺います!
これで全都道府県ライブ制覇だ。うひょー。
9/15倉敷ペニーレイン
9/16出雲Green green
9/17米子ドドド
楽しみです。
p.s. あ、大事なこと付け加えるの忘れてた。
どんなに体調管理しててもツアー最終日は二日酔いになります。ええ。