記憶に残る言葉、そしてニューアルバム発売日決定!

10月の頭には自分にとってとてもメモリアルなトピックがありました。

それは…

 

2日に六本木ヒルズアリーナで行われたJwaveサウジサウダージ30周年のメモリアルイベントで自分にとっての音楽の神様の一人、女性シンガーソングライターJoyceジョイスさん(現在のステージネームはJoyce Moreno)とおなじステージでパフォーマンスする、という…

 

実は何を隠そう、自分が本格的に今のようなギターと歌のいわば自由形スタイル?な弾き語りを始めたのは、ジョイスさんの「Feminina」そして「Agua y luz」という2in1のカップリングアルバムに憧れたからに他なりません。

 

針を落とした瞬間に、イントロから溢れ出る瑞々しいギターのリズムとしなやかで躍動感溢れる妖精のようなボーカル、そして素晴らし過ぎる楽曲たち。

 

それは溢れ出る泉や水、風、海、といったナチュラルなランドスケープに一瞬のうちに連れて行かれるパンドラの箱でした。

 

まだ大学生で歌すら始めてない頃の自分に、衝撃的な印象を与えてくれました。

 そしてその時思ってしまったのです。

 

…「俺はこういう音楽をやりたい!こういうアーティストになりたい!」と。

 

ギターのコード進行一つとってもありきたりの進行は一つもなく、一つ一つのハーモニーがまるで発明のようでした(最初はどうやって押さえてるのかも全く分からなかった)。

 

何より全ての曲が自作曲で、スキャットのボーカリーズの躍動感ときたら!

 

アルバムは見つけたら片っ端から買い、ブルーノートにライブを観に行ったり、曲をトランスクライブして歌ってみたり(Misteriosとか)。要するに完全なファンです。

 

ジョイスの曲に影響を受けた自分の曲は山のようにあります。分かりやすく気付かれるものもあると思いますが、おそらくは自分にしかわからない影響のものもあると思います。

 

というよりも、告白すると自分の音楽は実のところ半分はジョイスの音楽で出来てる、といってもいいかもしれない。笑

 

そんな憧れそのもののアーティストと同じステージに立つわけで、緊張しないわけがないわけです。ええ。

 

今回の新しいサウジサウダージのオープニング曲「Sunflower〜"j"inga 」もジョイスの影響バリバリ×3のスキャット曲ですし。

 

そんなわけで清水の舞台から飛び降りるような気持ちでヒルズアリーナのステージに立って歌ったわけです。

 

ライブが終わって滝川クリステルさんのインタビューを受けたとき、クリステルさんが「ジョイスさんもノリノリで聞いてましたよ」

 

…えええええ!!!

 

楽屋に戻ったらサウジサウダージプロデューサーの中原仁さんが「Joyceがすごい褒めてたよ。Muito interesante(すごく面白い)って。トゥッチ(トゥッチ・モレーノ〜ジョイスバンドのスーパードラマーにして旦那さん)もいい!って。」

 

ええええええ!!!

 

ラクラしながら、ジョイスさんの素晴らしいステージが終わり、クリステルさん、ジョイスさんと写真を撮りながら、

 

「You are my queen」と一言震えながら伝えたら、

 

「あ、あなた歌ってた人ね。すごく良かったわよ。トゥッチも褒めてたわ。Who is this guy?(誰だあいつ!)ってみんなで盛り上がったのよ。」

 

ああああああーーー!

 

もう死んでもいいです!いや、もとい!

これで生きていけます。しばらく!

 

ステージを降りたジョイスさんはとても優しく、寛容でおおらかで麗しく、惚れ直しました!いや、もともとベタ惚れですけど!ええ!

何よりあの声が喋り声だなんて!ずるい!

多分ここ数年のありとあらゆる経験のクライマックスでした!

まだふんわり余韻が残ってます。

 

…素晴らしいアーティストはやはり人間も素晴らしいんだべな。

しみじみと腑に落ちました。

 

そして10/8は心から尊敬するピアニスト、林正樹くんとのデュオ@横浜モーションブルーでした。

 

いや、林くんほんとうにすごい!!

 

強靭で独創的で自由なのに、全く押し付けがましくないの!そして音楽的コミュニケーション力の高さ!

 

こんな人他にいないよね。

 

なんというか大きな木の幹みたいな、まるでインスピレーションそのもの、といった林くんのピアノと歌える幸せを噛み締めました。

 

林くんもまた人間が素晴らしいんだな、これが。

 

林くんと一緒にやると自分の足りない部分も沢山見えてくる。このフィードバックがまたすごく嬉しいのです。

 

そうそう、そんな林くんも参加、そしてサウジサウダージ新オープニングテーマ「Sunflower 」も収録のニューアルバム、ついに発売日決定しましたよ!!

 

11/21です!!!!

 

タイトルは

 

Compass

 

です!

 

手前味噌ですがガチでいいアルバムです。

 

色々と展開が今後もあるのでお楽しみに!!

 

ひゃっほー!

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サウジサウダージの次期オープニング決定!その他あれこれ!

デビュー以来大変お世話になっているJwaveの看板番組「Saude saudadeサウジサウダージ」の次期オープニングテーマに、11月発売のニューアルバムより「Sunflower」という新曲が抜擢されました!

 

嬉しい。嬉し過ぎる。

 

これでオープニング曲は2003〜2012の「走り出すように(アルバムLa puertaより)」現在も流れている「Emperor's road(アルバム Another windowより)」に続き3期連続採用して頂いてることになります。

 

もうほんと感謝しかありません。てか光栄すぎる。ありがとうございます!!

 

次期のオープニングテーマ「Sunflower」は10月から流れる、とのこと!これは聴いてのお楽しみ、といことで、また改めて解説したいと思います。

 

あ、そして!もう一つニュースが!

 

今年はなんとJwave開局30周年、サウジサウダージは開局と同時に開始したので、こちらも30周年!

…ということで、なんと「サウージ!サウダージ…30+beyond」という特別CDがユニバーサルミュージックソニーミュージックから発売されます。どちらもオープニング一曲目にはあたくしの弾き語ったJwaveのジングルが!こちらも光栄至極… 感謝です!

アルバムはこちら!9/19発売とのことです。

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実はジングルは先日Jwaveのスタジオで録り溜めしてきたので(7種類も!)10月からそこここで流れると思います!

 

さらにそしてもう一つ!!

…そのJwaveサウジサウダージ30周年記念ライブとして10/2に六本木ヒルズアリーナにてJoyceジョイス,Chico Pinheiroシコ・ピニェイロといった我がガチのアイドルともにステージに立たせていただきます。

うひー。なんと入場無料!!

こちらはスペシャルシートに300組600人を抽選でご招待、とのこと!

どしどし応募してくださいませ!

https://www.j-wave.co.jp/blog/saude/2018/09/102sade_saudade_30th_anniversa.html

リスナーの皆様をご招待!10/2(火)「SAÚDE! SAUDADE ...」30th Anniversary Carnival
2018年10月、放送30周年を迎える「NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE...」。10月2日(火)六本木ヒルズアリーナで、リスナーの皆様をご招待して大感謝祭を開催します。

出演は、番組へのゲスト出演回数が最も多い、ジョイス・モレーノ。

番組のオープニングテーマも担当している、Saigenji

そして番組のナヴィゲーター、滝川クリステル

リスナーの皆様と一緒に30周年をお祝いするスペシャルな一夜です。

J-WAVE 30th ANNIVERSARY FESTIVAL
 「TOKYO SOUND EXPERIENCE」

 J-WAVE「NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE ...」
 30th Anniversary Carnival

■日時:
2018年10月2日(火)
開場 18:00 / 開演18:30

■会場:六本木ヒルズアリーナ

■出演
ジョイス・モレーノ with バンド
  Joyce Moreno (vo,g) 、Tutty Moreno (ds)、
  Helio Alves (p)、Rodolfo Stroeter (b)
  ゲスト・アーティスト:シコ・ピニェイロ Chico Pinheiro(vo,g)
Saigenji(vo,g)
滝川クリステル

■主催:J-WAVE
■協力:BLUE NOTE TOKYO
■特別協賛:NIPPON EXPRESS

このイヴェントのスペシャル・シートに、抽選で300組600名様をご招待します。
ご応募は、J-WAVEホームページ内 こちらの応募フォームから!

締め切りは9月19日(水)。当選された方には直接、ご連絡をさしあげます。

J-WAVE 30th ANNIVERSARY FESTIVAL 「TOKYO SOUND EXPERIENCE」公式サイト

https://www.j-wave.co.jp/special/j-wave30th/tse/

 

p.s.この写真卒倒しそうです…

パネルで欲しいw

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ついにライブ全県制覇!?来週末は倉敷~出雲~米子へ。

音楽で糊口を凌ぐようになって、つまりミュージシャンになってから、国内外問わず色んな場所に呼んでいただいております。

それはもう感謝、感謝です。

 


例え日本と言ったって広い。都道府県だけでも47もあるわけです。幸いなことに「弾き語り」という身軽さもあって、新しい場所にもひょいひょいと歌いに行ける、というのは、自分のチョイスした手段ながらいいやり方だなあ、と思います。

 

重量的にも大変軽いガットギター(エレキや、フォークギターは段違いに重いんす!)とフルートと、ちょこっとした機材とあとアルバムを持ってコンバース履いて近所に買い物に行くような気軽さで「よっ。やってる?」みたいな暖簾をくぐるように歌う場所に行ける。

 


Saigenji名義で歌い始めてから、もうずっとそんな風にずっと飄々と生きてきておりましたが、今月はついに未踏の地、山陰は島根と鳥取にお邪魔いたします!

 


これでもしかしたらライブ全県制覇かもしれない。

 


うん。多分そうだ。

 


この中で、

秋田、滋賀、奈良はSaigenji名義になってからはまだなのですが(大学時代、フォルクローレのサポートギタリストなどしてた時に演奏経験あり)こちらもご縁がありますように!!

 


なんにせよ、来週末!

 

倉敷~出雲~米子と続く3daysソロツアー!

楽しみです!

 


9/15倉敷ペニーレーン

19:00open 

19:30start

charge¥2500(1drink)

ご予約

岡山県倉敷市阿知2-19-29 TEL 086-421-3987

 

 

 

9/16 島根出雲市「Green Green」

島根県出雲市渡橋町1212

17:30~open

18:00~ACHI(Vo.) and 歌島昌智(Pf.)

19:00~Saigenji

 

https://www.facebook.com/greenx2izumo/

 

2ドリンク付き ¥3,500

 

チケット予約、お問い合わせ電話番号

080-4557-7196

 


9/17鳥取米子市カフェ・レスト・バーバードドド

住所: 鳥取県米子市四日市町80番地Qビル

TEL/FAX 0859-34-3557

 

17:30開場

18:00スタート

Saigenjiのスタートは19:00~

お食事と飲み物付きで3,500円

 

チケット予約、お問い合わせ電話番号

080-4557-7196(10am-10pm)

 

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ニューアルバム、マスタリング終了!

思い起こせば今年2/11のJwaveのカルナバル。ウッドベーシスト小美濃悠太氏のバンド初加入、初ライブ、15年来のメンバー、ドラム斉藤良との音色とグルーヴの相性、そして自分の音楽との抜群の相性(あと飲み会の相性 ( ˊ̱˂˃ˋ̱ ))に驚き、 「このトリオを核にしたアルバムを作りたい!」と雷に打たれたような啓示を感じ、3月末のリハから始まったニューアルバムのプロジェクト。

ついに音源制作部門は8/29のマスタリング作業をもって完パケしました!

 


あー。出来た… 出来たね、ほんとに。

まじか。ええ。まじです。ひえー。

 


実は一口にCDアルバムを作る、といってもそこにはいくつかの重要な過程、つまりハードルがあります。

 


まずは当たり前のことですが、

①納得のいく楽曲を準備すること(自分の場合は全曲作詞作曲が前提なのでここがまず一つの結構なハードルです。)

②そして最高の演奏メンバーを揃えること。

③演奏メンバーとリハをみっちりやってレコーディングに備えること

 


まずここまでは下準備、といっていいでしょう。

 


そして、

④レコーディングとスタジオの日取りを決め、レコーディングを行うこと。

 


今回はベーシックは完全一発録音、と決めていた(それが出来る演奏メンバーを見つけた、ってことです)ので、とにかく集中力を考え3日、楽曲は12曲用意したので3で割って、1日4曲のペースで録れれば、大成功、と考えていました。

 


ここがまずすごく上手くいったのは大きかったなー。

 


まずエンジニアの平野さんが今回のプロジェクトに共感してくれて、がっちり下準備をしてくれていたこと、メンバーとのやり取りもスムーズでストレスが文字通り皆無だったこと、あとメッセンジャーという神ツールのおかげで音源のやり取りがスマホで出来るようになったこと、これはデカかった!

 

ゲストのピアノ林正樹くん、そしてパーカッション南條レオの神プレイもあって予定の3日で全曲のベーシック録音を終了。

 

ベーシックの録音が終わったら、曲によってダビングを施します。ここまでが録音作業ですね。例えばベーシックにキーボードを足したり、フルートを足したりね。これもデータのやり取りが大活躍。スマホすげーよ。

 


…と、ここまでがミュージシャンの仕事。

 


そして!ミックスダウン。

ここからはエンジニアさんの腕の見せ所です。

CDの楽曲の80パーセントはここで決定する重要な過程。

各楽器の音質、音量を調整、リバーブなどのエフェクト加減や、テイクのチョイス、etc…

沢山の作業を経てそれぞれの楽曲を仕上げていきます。

実は曲に対する大幅なイメージ変更も可能なため、繊細さとバランス感覚を極める作業です。

 


そうだなー、美味しい料理を作るのに似てるでしょうか。

 


ここは平野シェフが最高の料理を作ってくださいました。

近年ジャズの録音が多いとのことで、アコースティックな音の一発録音、そしてミックスには1日の長がある、という印象。これはすごいな。

当然ここでも音源のやり取りに、メッセンジャーとファイヤーストレージが大活躍。

朝から送ってもらったミックスをスマホで聴くのは非常に贅沢な時間でした。

 


そして

最後がくだんのマスタリング!

 


ミックスダウンで完成したそれぞれの楽曲の音量レベルを調節、そのCDのスピーカーから出た時の音の印象を決める、最後の磨き作業、というところでしょうか。曲間の長さやフェードアウトの音量のカーブもここで決めます。技術者としての力量も大きく左右する職人さんの仕事です。

 


実は個人的にはミックスダウンと並ぶひじょーーに重要な工程です。ミックスダウンで最高に仕上げたぜ!と思った音源がマスタリングでアレ!?ってなることはよーーーくあるのです。これは個人的に痛いほど経験があって(過去に何度もやり直してます。やり直したら当然倍のお金がかかる 泣)、マスタリング作業の段階の時には自分も相当神経質になります。(今回もなった 笑)

 


今回もアルバムAnother window以降お願いしてきた信頼のサイデラマスタリングさんにお願いしました。

 


餅は餅屋、というべきでマスタリングこそプロに任せるべき、というのは自分のアルバム作りの持論でもあります。

 


今回はサイデラさんのオススメで、初のトミタさん、という方にお願いしました。オンラインで根気強く要望を聞いていただいて、結果素晴らしいマスタリングを施して頂きました。ちょっとびっくりするくらい。

 


最後サイデラのスタジオの最高のスピーカー環境で、アルバムをまるっと一枚聴ける時間の幸せさは、

いつもながらキャビアとフォアグラをつまみながら最高の赤ワインを開けているような 

至福感。爆

 


なんにせよ、出来たーーーーーー!!

 


あとはジャケやインナースリーブなどパッケージの工程を残すのみ。

 


もう素材はあるので、

あとは鬼才黒田くん(セカンドアルバム以降のアートワークを全て担当)にお任せや。

 


あー、書いてたら実感が湧いてきました…

出来たーーーーーー!!

 

ジャケの進行はまた追ってね!

 

p.s. マスタリング終わったら緊張が解けるかと思ったら、未だまだ少し体がこわばっております。笑 早く人間になりたーい!

 


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シングル曲「Dance of Nomad」について

11月発売予定のニューアルバムのシングル曲配信がスタートしました!

 

配信サイト一覧↓

http://saigenji.com/news/show/87

 

何気に実はシングルカットってミュージシャンになって初めてなんですよ。

 

曲名は「Dance of Nomad

つまり不定住者のダンス、ボヘミアンのダンス、ジプシーのダンス、ってとこかな。

 

実はこの曲の原型は前フルアルバム「Another window」を出した1、2年後くらいからあって、歌詞がなかなかハマらず、これだ!って決まったのは半年前くらい。個人的にはアルバムで特に思い入れのある曲の1つです。

 

歌詞載っけときますね。

 

【Dance of Nomad

景色は今風のように 流れ消えていく

僕がこの場所にとどまっている理由など1つもないと

車窓を眺めながらぼんやりと頭をよぎる

旅に戻るのさそれでいい キャラバンを追って

All I can do is dance dance dance 

Just  dance dance dance

All I need is dance dance dance

Just dance dance dance

ふとあなたの笑顔を鮮やかに思い出していた

どこまでも君は自由だとそう伝えてくれた

All you can do is dance dance dance

Just dance dance dance

All you need is dance dance dance

さあおいで

夏は近い

旅空を

生きていきる

君はこの瞬間を 向かい風を歩いてゆく

旅は続いてく それぞれのメロディのように

流れ続ける景色

二度とは戻ることはない

旅に戻るのさ君と今ジプシーのように

All we can do is dance dance dance

Just dance dance dance

 All we need is dance dance dance

Just dance dance dance

夏空へ

汽車は走る

永遠を

探しに行く

 

これ、実はベーシックはガチの一発録音です。

この手の音楽は打ち込みで、メトロノーム使ってベーシックのリズムに1つずつ楽器を乗せて行って、というスタイルで作られることが大半なんですが、バンドでせーの!で録ってこのグルーヴ。歌もギターも録ったときのそのままのテイクです。

これ今回のアルバム全曲での手法なんですが、詳しくは追って。

手前味噌ながらいいスピード感だ!

 

メンバーは

ドラム斉藤良、ベース小美濃悠太、パーカッション南條レオ、キーボードスミレディ

我が誇るバンドメンバーたちです。人間もサイコー。

 

レコーディング&ミックス、配信用マスタリングはスタジオハピネス平野栄二氏。

録り音の太さ!

 

今回特にドラムの斉藤良、小美濃悠太はアルバム全曲でボトムを支え、音楽の背骨を作ってくれています。

 

配信ジャケットはこちら!

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匂いと記憶

小さい頃ガソリンの匂いが嫌いだった。


最初に沖縄に住んでいた、まだ小学生になる前だったろうか、ガソリンに匂いに嫌悪と恐怖を感じ、家の車がガソリンスタンドで給油する時には必ず少し手前で降ろしてもらったりしてた。


香港島九龍半島を結ぶスターフェリーの港の海は澱んでいて、色んなものが入り混じった独特の潮風の匂いがした。


街を歩けば乾物屋の乾物の匂い、八角の匂い、お粥の匂い、干し海老の匂い、お香の匂い、果物屋のドリアンやライチの匂い、中華系の百貨店のフロアの匂い、そして湿気を含んだ空気の匂いがした。


香港にいたのは、小学生の頃のことだ。今思えば結構自由に一人で街を探検に出かけていた。小さな雑貨商店を見つけては駄菓子やら世界の使用済み切手やらを買ったりしていた。

どのお店も必ず乾物っぽい匂いの混じったなんとも言えない安心するような匂いがした。


幼少期に住んだ、沖縄と香港はとにかく「匂い」のする街であった。


雨の匂い、風の匂いもよく覚えている。

それは懐かしいような、郷愁を覚えるような、今でも瞬時に思い出せる「あの匂い」だ。


最近ではライブで行ったバンコクも、懐かしい匂いがした。


シンガポールのホーカース(屋台街)も。


タイのホアヒンの鄙びた海の匂い。


パリのアフリカ人やアラブ人が多く住む街のの匂い。二週間泊まったアパルトマンの街の朝の焼き立てのバケットの匂い。


マレーシアのコタバルの大きな屋台街の匂い。


ジョホールバル排気ガスの匂い。


サンパウロの楽器屋さんの匂い。


クリチバからフォスドイグアスーに向かうバスの匂い。


台湾の臭豆腐や日本とは違う醤油の匂い。これは香港でもよく香った。


リオデジャネイロのレコーディングスタジオの匂い


韓国の公州の街の匂い…

 


思うに「匂い」と「記憶」は密接に結びついていると思う。


記憶にまつわる匂いを嗅ぐと瞬時にその風景を思い出せるのは不思議だ。


街は時と共に変わってゆけど、多分それぞれ街の基本の匂いはそんなに変わらないのではないだろうか。


そしてその匂いを沢山思い出せることは、幸せなのではないか。


もっと旅をせねばなるまい…


幼少期ガソリンの匂いが嫌いだったのは、なぜだったのだろう、とふと思った。

 

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p.s.写真はバンコクの外れです。電車から撮った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フラメンコ」と「ブラジル音楽」についての徒然。

フラメンコギタリストの神、パコ・デ・ルシアに首ったけになったのは大学生の時。ちょうど20年前くらいだろうか。

ちょうどカルロス・サウラ監督の「Flamenco」という素晴らしいドキュメンタリー映画が公開されたこともありズブズブとハマっていき、以来、ずーっと好きでフラメンコをコアに聴いていた。

当時はまだVHSの時代で、マニアックなフラメンコのビデオを買い揃えては(白黒の映像のやつとか)文字通り目を皿のようにして見ていた。

パコのCDもほとんど揃えて、好きなCDになるとフレーズを暗記するくらい聞き続けていた。

(とかく「ブラジル音楽」というワードで自分の音楽は語られることが多いけど、他のジャンルの音楽も(めちゃ偏ってたけどw)同じかそれ以上に聴いていた)

そんな大好きなフラメンコギターを、意を決して独学で始めてから2年強くらいになる。

最初はアクの強いジャンルなので、自分の音楽に弊害が出ないかな、ということを気にしてたんだけど、始めたらそんなこと全く気にならなくなるくらいハマってしまった。

まず今まで学んできたジャンルのギターとは段違いに基礎のテクニックが難しいこと、

そしてそもそも「コンパス」と言われるフラメンコの12拍子のリズムが死ぬほど魅力的かつ複雑で難解なこと。

何より「ファルセータ」と言われるギターの小曲が基本的に各々の奏者任せで、作曲することがとても好きな自分にハマったこと、

そんなこんなで、今やライフワーク、と言えるくらい(実際今、家ではほとんどフラメンコギターしか弾いてない)自分の生活には欠かせないものになった。

 

自分にとってフラメンコの一番の魅力は「厳格なリズムの決まり」と「その中でいかに自由になるか」という一見相反する事象のバランスにある、と思う。

 

例えばブラジル音楽は最小限の決まりはあれど、基本的には「完全な自由」が保証されていると言っていい。どういうハーモニーを、メロディを使っても、小節が半分伸びようが縮もうが、それは奏者の作者の自由だ。つまり「センス」を自由に音楽に反映できる、という部分があると思う。(ゆえにあれほど個性的なブラジルのミュージシャンを多数輩出した、と言える。)

 

先日某雑誌でフラメンコギタリストの沖仁くんと対談したとき、沖くんはヘレス(フラメンコの聖地の1つ)の空港に降り立って乗ったタクシーの運転手さんに「おまえギターケースなんか持ってるけど、まさかフラメンコを弾くんじゃないだろうな。何?弾く?フラメンコはアンダルシアのジプシーにしか弾けないんだ。魂が違うからな。」と言われた、という話。(こえーー…)

 

片や、自分がブラジルにレコーディングに行った時も、他の場面でブラジル人のミュージシャンに会ったときも、「おー、サイゲンジか!おまえのCD聞いたぞ!7曲目のあの曲が良かったなあ…おまえは本当にいいミュージシャンだ。」などと自分が日本人であることなど、何の関係もなくフラットかつオープンに受けいれてもらった経験がほとんどで、それを沖くんに話したら、「羨ましい 笑」と。

 

これはフラメンコとブラジル音楽がかなり対極の部分がある、という1つのサンプルだと思うけど、

思うにその両方の部分、対極の部分、のどちらをも自分は欲している、ような気がする。

 

フラメンコギターを練習すること自体は多分にマゾヒスティックな部分があって(パコもインタビューで言っていた)、ライブというアウトプットの多い自分にはインプットのエネルギーになっているのは間違いない。(ライブはやはり「放出する」というエネルギーが大半になるので)

 

あと単純にフラメンコギターを練習していれば、ギター自体は絶対にヘタにならない(これは発見でした)、退化しない、という部分があって、これは有り難い部分ではある。

 

フラメンコギターはずっとライフワーク的に死ぬまで弾き続けると思うのだけど、果たして「フラメンコギタリスト」になりたいのか?と聞かれたら、「いや、それは全くないです」と断言します。

 

フラメンコギターはやはりフラメンコの中でこそ(特にカンテと呼ばれる歌とのコンビネーションの中でこそ)生きる、というのはフラメンコの好事家である自分だからこそ痛感するし、そこに自分がいる資格はない、つまり身を捧げる気がなければダメだ、というのは骨身に沁みてわかる。

 

ブラジル音楽もしかり、ポルトガル語をちゃんと理解してない自分にはブラジル音楽は「音として」しか自分の脳には入ってこない。(多少話せる英語ですらそうなのは不思議だ。バイリンガルだと違うんだろうなあ)

 

日本語で歌えば、「言葉として」脳に入ってくる。自分が母語でオリジナルを作って歌うのはそこに尽きる。

 

結局のところ自分はどこにいても音楽的にジャンル的に「はみ出して」いて、でもまあ意図的にはみ出している部分もあるので 爆 その天邪鬼こそが自分の音楽とも言える。

 

そうか、ちょうどフラメンコとブラジル音楽みたいに、ってことか。

 

 

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