ニューアルバムのことを徒然と。
暑いですねえ。
夏らしいライブイベントもちらほら、友達と飲みに行ったり、家で練習したり。
アルバムもレコーディングは九分九厘終わったのですが、今はアルバムや曲のタイトルを考えたり、ジャケットの打ち合わせやアー写などを少しずつイメージしたり、そんな感じです。
今回が何枚目のアルバムになるんだろう、と数えてみると…
1st「Saigenji」
2nd「La puerta」
3rd「Innocencia」
4th「Acalanto」
5th「Music eater」
6th「Medicine for your soul」
7th「Another wind」
8th「One voice,one guitar」
(ベストやリマスター、ライブ盤は除きます)
ってことは9枚目か。
前作の弾き語りを換算しなければオリジナルフルアルバムとしては8枚目ですね。
こんなにたくさんアルバムを作るのは訳があります。
なぜなら曲を作るのが好きだからですね。うん。笑
演奏する、歌う、ということと同じくらいかそれ以上に(いや、多分ちょうど同じくらいかな 笑)曲を作る、アレンジをする、レコーディングをするという行為が好きなんです。
むしろ歌うこと、弾くことは、「作ること」と自分の中でほぼ一緒、と言ってもいいかもしれない。最近は歌詞を書く、ということも楽しくなってきたので、より一層ですね。
あと僕自身が「作ること」は「苦しみ」よりは完全に「喜び」派な人間だ、というのはあります。
出来ないことをもがくのではなく、出来ることをひたすら突き詰めて広げているという感じかな。
公言してることですが、譜面もちゃんと読めないし、今のところ譜面が必要になったこともない。(あ、もちろん書くことは覚えましたよ!バンドやレコーディングに譜面は絶対に必要ですから。)
譜面を見ないので、当然曲も歌詞も「覚える」ことになります。(これが、実は大事だと思うのですね。人前で表現するためには自分のものになってないと、と思うのね。)
そもそも僕が聴いてきたフォルクローレとかブラジル音楽とか、つまり南米の民衆音楽、そして今ハマっているスペインのフラメンコも全て口承、口伝えの音楽なんですね。
だからもともと耳、感覚だけで音楽をやっている、ことに疑問は全く無いわけです。
現代南米音楽ではかなり高度なハーモニーがポピュラー音楽でもかなり使われてますが、
根底には「理論」ではなく、「感覚」があります。
自分の好きなブラジルの素晴らしいミュージシャンで譜面が読める人はほとんどいない気がします。多分。
何が言いたいかというと、「感覚を突き詰めること、広げること」というのが自分の音楽の一貫したテーマなのですね。
今回のアルバムは何より「自分の感覚を突き詰め、広げることができた」という喜びがあります…
続きはまたね!
p.s. 暑いので冷たいもの飲んだらお腹冷えた…